
実録・探偵マニュアル!③モンスター社員の実態を暴け!
2021/01/18
『モンスター社員』とは初めて聞く方も多いのではないか?
そこそこの企業の人事に携わる方なら知っているかも知れないが、特質を大まかに分けると下記の通りだ。
①能力不足型
仕事が遅くミスが多い、教えられた事の覚えも悪く指導する側、管理する側の労力を無限に吸い続けるブラックホールのような存在。周囲の社員のモチベーションにも影響を与えるので対応しないわけにはいかない。
②自己中心型
圧倒的に協調性がなく周囲と馴染まない、チームワークなども見出し周囲との軋轢も生み出す。自分に対する評価に不満を示し自分勝手な理由で部署の移動を希望したり会社にとっての利益を考えない。
③サボり型
欠勤や遅刻を繰り返し勤務中も自分の業務をまともに進行せず他の従業員に負担がのしかかり全体のモチベーションを下げる。
などが一般的な認識として分類されているが他にも様々なタイプが存在する。
企業では様々な能力の人材が集まり仕事をしており、業務が早い人もいれば遅い人もいる。
そして周囲と馴染まない人もいればすぐに馴染む人もいる。
それは当たり前のことだが、度が過ぎてしまい企業でも面倒を見切れない人がいる。
モンスター社員は自分の持っている権利をフルに活用しながら会社が負っている義務を最大限に引き出させる。
ここまでは良い。会社も同じ事で雇用側の権利をフルに行使して被雇用者に最大限に義務を全うさせるはず。
お互いメリットがあって雇用が成り立つ。そう、双方が権利を行使し義務を果たすのが大人の契約というもの。
モンスター社員の境目は会社に利益を生み出さないだけではなく損害を出させる。それがモンスター社員だ。
会社としては沢山の人達の雇用を守らなければならない。
皆人生がかかっている。そんな中、会社の生き血を啜るダニのような存在を放置するわけにはいかないのだ。
そこで我々探偵が役立つ時がある。
モンスター社員の不正や嘘を暴く手伝いが出来る。
欠勤や早退の理由は様々だと思うが体調が悪く病院に行くと言って欠勤又は早退をしてパチンコ屋に入り浸るモンスター社員。
脳血管疾患や心疾患などの労災が認められ、アルコールが飲めないはずなのに頻繁に飲み歩いているモンスター社員。
労災で足が麻痺して松葉杖生活のはずなのに見てないところでは松葉杖無しでサクサク歩き回っているモンスター社員。
そして会社に難癖を付けておきながら自身は妻に内緒で援助交際に勤しんでいたり。
私たち探偵が証拠を撮ることで交渉や裁判で有利な結果を出す事が出来る。
ブラック企業などが取り沙汰され注目を集める中、モンスター社員の問題はタブー視され誰も取り上げない。弱者である労働者に悪者は居ないのか?
否、企業も労働者も同じ人、どちらにも悪い者はいる。我々探偵は困っている人の味方だ。それだけは変わらないのだ。